チェンライ-Golden Triangle散策

2016年8月11日

 

早朝に起床し、再びメコン川沿いを歩く。

黄金の三角地帯、Golden Triangleの場所はここ。

タイ、ラオス、ミャンマーの3カ国が国境を接する地域。

ホテルの部屋からメコン川を眺めると、川霧で昨日の夕方とはまた違った雰囲気だ。

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外に出て散歩。

こちらがミャンマーとの入出国の入管。

ラオスとの行き来はここから出来るのかは不明。

また、日本人もここから入出国出来るのかも不明。

タイと国境を接する国とは、何カ所もチェックポイントがあるが、外国人が行き来できる場所はかなり限られる。

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その、入管事務所の近くに、広場があり、Golden Triangleのモニュメント。

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右側はラオス、左側はミャンマー。

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ラオスの川岸にあるのは、中国語で、中国人を歓迎するような内容。

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広場の近くには、お寺。

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三カ国が国境を接することを示すモニュメントは、数多い。

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お寺の中に入っている。

門は像になっており、お願い事をしながら象の足下をくぐると、願い事が叶うのだとか。

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こちらは下流側で、左がラオスで、右がタイ。

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仏像が舟に乗っているかのような感じだ。

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少し南側にも川沿いにお寺がある。

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通りに出てみるが、朝の6時半では店は開いていない。

バンコクだったら、いくらか朝飯用の屋台が出ているのだが、ここは何もない。

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とりあえず、ホテルに戻り、朝食を。

Imperial Golden Triangleでの朝食は、ビュッフェでは無いが、なかなか良かった。

 

その後ふたたび、外に出て、歩いてみると、ミュージアムを見つけた。

場所はこのあたりで、コーヒーショップの奥にある。

入場料は50バーツくらいだったか・・・、ちょっと記憶に無い。

入場券代わりに、綺麗な絵葉書を数種類の中から1枚選べる。

212 House Of Opium (Museum)

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中は、山岳民族の紹介がある。

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ここ、Golden Triangleは、かつては芥子の一大産地だった。

アカ族の伝説も紹介されている。

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伝統的な家も再現されている。

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さらに奥に進むと、タバコやアヘンなどのパイプが多数展示されている。

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かつての、ヘロインの商標も展示されている。

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その先には、今は捕まるからな・・・と。

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二階にのぼると、タバコの展示。

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二階にはタバコ、水タバコ、タバコ用のパイプの展示が多数。

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このほかにも、この地域でとれる魚の紹介などもあり、なかなか面白い。

楽しんでいると、うるさい中国人の団体が来たので、外に出る。

すぐ近くにお寺。

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朝からこの階段はしんどいが、登る。

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ここはかなり古くからあるお寺のようで、遺跡も残る。

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ここに、モニュメントもある。

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ここからの眺めは素晴らしく、ラオスのお寺までくっきり。

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ここからのGolden Triangleの眺めは一番良いかも知れない。

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さて、この日はラオスまで行く。

次回は、遺跡の集まる場所へ。

チェンライ-黄金の三角地帯

2016年8月10日

 

ミャンマーとの国境ゲートのあるMae Saiから、タイ、ミャンマー、ラオスが国境を接する、黄金の三角地帯、Golden Triangleへと向かう。

幹線道路を走っていると、所々に検問がある。

幹線道路の検問は、国境線とは違い、軍ではなく、警察が実施している。

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場所によっては無人で、カメラによる監視のみの箇所もある。

おそらく、難民や犯罪組織の早期発見が目的だと思われ、窓を開けて、一通り車内の様子と乗っている人物を眺めたら終了した。

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Golden Triangleに至る道は、実にのどかだ。

広々とした田園と、小高い丘。

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山に近づくと、土砂崩れを起こした跡と思われる場所も。

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Golden Triangleに至る直前には山を登るのだが、自転車で走る人も見受けられた。

Mae Saiからは30~40分ほどでGolden Triangleに到着。

この日の宿は、Imperial Golden Triangle Resort

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広々とした場所に、大きなホテル。

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部屋からはメコン川の眺め。

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1部屋2名まで、1泊、朝食付きで4,700円ほどだった。

朝食はビュッフェでは無いが、味は良かった。

 

ホテルの周辺を散策。

ホテル前には、リバービューレストランがあるが、夜は暗い。

対岸のラオスにほとんど灯りは無い。

周辺にマッサージや土産物屋などもあるが、閉店が早く、夜の7時くらいでシャッター通りになる。

また、近くには、入管事務所があるが、ミャンマーとの入出国のためのようだ。

ここは、タイ人とミャンマー人のみか、ASEAN地域の人のみが行き来できるようだ。

入管事務所の近くの川沿いには広場やお寺もあり、川を眺められる。

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写真の右側はラオス。

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右側から流れてくる川がメコン川で、上流までのぼっていけば中国に達する。

そこに、左からルアック川が合流する。

その真ん中にある、中州のように見える土地はミャンマー。

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川沿いにお寺も建てられており、そこではAECが紹介されている。

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この日はだいぶ暗くなったので、また翌朝、散策しようと思う。

 

チェンライ-ミャンマー国境の街Mae Sai

2016年8月10日

 

ミャンマーとの国境沿いの山間部を降り、タイの北限でもある、チェンライ県メーサイに至る。

まずは、少し高台にあるお寺へ。

ここに行くには、狭いマーケットの路地を抜けていく。

人混みの中をなんとか車で抜けていくとお寺に到着する。

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ここのお寺のシンボル、サソリ。

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ここから、ミャンマー側の眺めを楽しむことが出来る。

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中央からちょっと右側の木の上に見えるあおい屋根の建物がタイ側の国境のゲートだ。

その左側の橋が川を渡ってミャンマーへと通じる。

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ミャンマー側をズームアップしてみると、たくさんの寺院があるのがわかる。

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まるで、タイに見せつけるかのように、豪華だ。

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この眺めを楽しめる、タイのお寺も、豪華な仏塔もあり、周辺を散策するにも良いところ。

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お寺から少し下って、国境に続くマーケットを歩く。

ここは、まだ国境から少し遠い地点ため、人もまばらだが、国境のゲートに近づくにつれ、人混みとなる。

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ここは、タイ側の国境のゲートで、入管と税関だ。

表示されている気温は31.6℃だが、夕方の日差しが強く、体感はもっと暑い。

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この国境のゲートの脇にも道があり、マーケットが続いている。

そのマーケットを抜けていく。IMG_20160810_171700

そこにあるのは、The Northern Most Of Thailandと書かれた門。

タイの北の端を示す。

地図を見てみると、実際はもっと東側の方が北に張り出しているのだが、細かいことは気にしない。

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この近くで、タイの国旗は天高く、掲げられている。

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国境を越えて行き来する車や人はこの橋を渡っていく。

橋の先には「Republic Of The Union Of Myanmar」のゲート。

こんなところで屋台で商売する人もいれば、欄干によじ登ってなにをしているかわからない人もいる。

フェンスも壊れ気味。

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タイは左側通行、ミャンマーは右側通行、ミャンマーへ向かう車は、橋の上で右に寄っているようだ。

橋の下では、陸軍が警備・・・、実際は目立たぬ場所でサボってスマホ遊び。

ポケモンでも捕まえているのだろう。

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ここはタイへの入口となる入管と税関のゲートを、ミャンマー側から見た様子。

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こちらはタイ側から国境へと通じる道路で、道幅は広く、両脇にはコンビニやスーパー、貴金属店に銀行など多くの店が軒を連ね、歩道には無数の屋台が出ている。

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こちらは国境ゲートの反対側。

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黒地のナンバーはミャンマーの車、白地のナンバーはタイの車。

なお、赤地の車はタイで登録の新車らしい。

仮のナンバーなのか?

ミャンマーからはトゥクトゥクも入ってくるが、タイのものとは違い、運転席むき出しの状態がミャンマーのスタイル。

タイに入っているミャンマーの車はほとんどが右ハンドル車だった。

ミャンマーのナンバープレートで走れるのはタイの北部のみらしく、この状態でバンコクまで走ることは出来ないらしい。

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ミャンマーとの関係が悪化したときには閉鎖されたこともある国境。

今はすごい賑わいだ。

 

さて、次回はこの日の宿泊地である、Golden Triangleへと向かう。

チェンライ-軍人を祀る寺

2016年8月10日

 

まもなく山間部を下ろうかというときに、お寺を発見し、寄ってみた。

お寺の名は、Phra Maha chedi Chai Chanasuk。

少し離れたところからでも、黄金の仏塔が良く目立つ。

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正面には、馬で駆ける騎兵。

そう、ここは、ミャンマーとの戦いで倒れた兵士を祀る寺である。

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そのまわりには、象や鶏など、タイを象徴する動物の像も置かれている。

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お気づきの通り、国のために戦って亡くなった方を祀ったり、弔ったりする施設は、世界中に存在する。

決して、靖国神社は特別な存在などでは無い。

世界で普遍的な価値観を基にした、日本流の施設だ。

 

さて、こんなところを訪れると、「タイの帝国主義を象徴する施設に行くな」なんてことを、ミャンマーが言うだろうか?

そんな馬鹿げたことをミャンマー人は寝言でも言わないだろう。

しかしながら、「日本の軍国主義者が、タイで帝国主義を象徴する寺に行ったのは許しがたい」と、中韓なら言いそうだ。

言われても、「黙れ、馬鹿野郎」と答えるだけだが。

 

ちなみに、このような施設は台湾にもあった。

台湾、すなわち、中華民国なので、そこの展示物については、柳条湖事件や日中戦争について、ずいぶんと都合の良いことを書いている。

しかし、戦って亡くなった方の名誉は守られるべきであり、弔われることを邪魔する権利など誰にも無い。

 

さて、次の写真は2016年8月13日に撮影したものである。

バンコクのホテルで、テレビをつけたら、日本放送協会NHKが、世界に発信するニュースとして、「防衛大臣が靖国神社に行けないことになりました」だってさ!!

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なんなの、これ?

まるで、中国・韓国への御報告。

靖国神社の意味・意義を伝えることも無く、国民から巻き上げた受信料で、中国様・韓国様への告げ口報道か。

そもそも、靖国神社は第二次大戦の戦没者だけを祀っている訳では無いので、8月15日だけに大きな意味があるわけでは無いのだが、それを知ってか知らずか、8月15日に参拝しないことを大々的に報道する、馬鹿丸出しの無能ぶりだ。

 

もう、いい加減、こんなのに受信料払うの止めたら?

俺は払ってないよ、家にテレビ無いし、こんなの見たらテレビ買う気なんてゼロだね。

NHKは解体で良い。

 

毎年、こんな感じだから、8月6日から海外に脱出するのは、大正解だったが、NHKなんか見ないで、Discovery チャンネルにしておくべきだった。

 

さて、次回は国境の街Mae Saiへ。

チェンライ-国境沿いに北進

2016年8月10日

 

タイ陸軍の塹壕にある展望台を出発し、車は北に向かう。

タイ陸軍の陣地を過ぎると、すぐにタイ陸軍の検問。

運転手がIDカードを提示して、検問を通過。

さらに北に進むと、ミャンマーの陣地の横を越えていく。

この道路は地図を見ての通り、国境線のすぐ脇である。

Googleストリートビューではミャンマー側から入って来ようとする、バイクが映り込んでいる。

これがミャンマー人なのかタイ人なのかはわからないが、山岳地域の住民たちは、このように出入りしているようだ。

このような道を進んでいく。

開けたところは、本当に見通しが良い。

特に柵などはなく、国境線が定まっているのかも微妙なところだ。

Google Mapでは、この道路は所々、国境線をミャンマー側にかなりはみ出している箇所もある。

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このような急カーブ、急勾配の道も続く。

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こちらはタイ側の眺め。

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国境地帯は軍が検問をしているが、チェンライの幹線道路やラオスとの国境沿いの道路では、警察が検問を実施している。

前回も書いたが、タイは難民の流入にも苦しむ国だ。

いまの世界の縮図のようだ。

ミャンマーで迫害を受けたロヒンギャ族や山岳民族、ウイグル人、さらには年間、千の単位で中国・ラオスを渡ってタイに入ってくる脱北者も加わる。

難民にはテロリストも紛れるし、武装した麻薬密売組織まで国境を渡ってやってくる。

 

タイとミャンマーは、はっきり言って仲が悪い。

だいたい、隣同士の国は利害がぶつかることが多いのだから、当たり前だ。

日本も、無理して中朝韓露と仲良くする必要などどこにも無いのであるが、話を元に戻すと、仲が悪い国が隣にあって、さらには武装した犯罪組織や難民の流入の恐れのある地域は、警察や海上保安庁では無く、軍が警備するのが当然である。

 

ヨーロッパ人はカップルでこの道をバイクで走っていたが、このあたりは、日本人が来ることなど滅多に無さそうで、検問の軍人も珍しがっていた。

柄の悪い格好をしていくと、日本人となると、ヤクザが麻薬を受け取りに来たのかと、疑いの目で見られるかも知れない。

かといって、おんぼろな服装では、難民だと思われる。

 

少し進んだところに、山あいの小さな集落に出る。

いまは伝統的な家はだいぶ少なくなってしまったようだが、10年以上前は、ほとんどが藁葺きの家だったようだ。

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日の当たる場所で眠る犬も、近くに車が来ると、車の下の陰にすぐに入り込んで、居眠りを始める。

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この小さな村から見える景色がまた素晴らしい。

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この坂を下ったところに学校があるらしいが、こんな景色を毎日見ながらの生活は、ある意味贅沢かも知れない。

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チェンライの田園風景が広がる。

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さて、車はさらに北へと向かう。

その後も、ミャンマー側は広大な景色が広がっている。

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所々にビューポイントがあり、ミャンマーとの国境の街、Mae Saiが近くに見えるようになってきた。

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そして、ここは軍の最後の検問。

ドライバーのIDカードをスマホで撮影する兵士。

当たり前だが、軍用の機関銃を携帯している。

基地と演習場の外では手ぶらで歩く自衛隊と、日本国憲法が、おかしいだけなのだが。

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さて、次回は、もう一つ考えさせられる場所へ行く。