ラオス-カジノ

2016年8月11日

 

ラオス、Nakaraj Princess Hotelに宿泊し、夜はカジノへ行くことにした。

送迎を頼むと、カジノからやってきたのは、メルセデスベンツ。

写真は帰りに撮ったものであるが、ホテルのフロントわきにとまる高級車を見て、今夜はいったいいくら金が掛かるのか、これはヤバいと思った。

この旅で、2度目のヤバい瞬間だった。(1回目のヤバい瞬間はアカ族のダンスで15人以上集まってきたときだ。)

一応、襟のあるシャツを着て、長ズボンを履き、サンダルではなく靴を履いておいた。

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日本もタイも左側通行で右ハンドル、ラオスは右側通行左ハンドル。

車に乗った瞬間、なんだか違和感がある。

しかし、メルセデスベンツは本当に良い車だった。

ホテル周辺は砂利道だというのに、全然揺れない。

 

ホテルからほんの数分、距離にして1KM程度のところにあるカジノに着いた。

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到着すると、運転手に1USドルのチップをあげて、中に入る。

入口を入ったら、すぐ右側にカウンターがあり、すべての荷物を預ける。

パスポートも身分証確認とメンバーズカードを作るために預ける。

持ってはいれるのは現金と財布のみ。

したがって写真撮影もできない。

 

さらに、金属探知機によるチェックを受けて中に入る。

入ってびっくり、テーブルゲームしかない。

広い館内は、テーブルがいくつか並んでいるだけで、他は空白地帯が広がる。

この旅3回目、今日2回目ののヤバいと思った瞬間だ。

 

館内の一番奥にチップを買う場所があり、まずは30USドルをチップにした。

ここでは、ドル、円、ユーロ、バーツ、ラオスキープなどが使える。

なお、チップの単位はバーツであり、バーツを持っていれば、そのまま換金すればよい。

 

カードゲームのルールなんてはっきり言って全く知らん。

やっている内容はバカラで、BANKERかPLAYERかのどちらかにチップを置く。

勝てばチップは倍になり、負ければ没収。

ここでは引き分けには賭けられないようで、もしゲームが引き分けた場合は、チップの増減は無い。

マカオで、ベネチアンマカオに行ったときは、カードゲームは500香港ドルからと6,000円以上で高額だったが、ここでは、最低の賭け金は100バーツからと300円程度から楽しめる。

 

少額でカードゲームが楽しめる、その敷居の低さは魅力だが、これしかないのも困ったものだ。

なお、テーブルでゲームを楽しんでいると、ペットボトルの水を持ってきてくれる。

持ってきてくれた女性店員にチップとして1USドルを渡したのだが、キョトンとした様子。

「Tip」と言うと受け取ったが、どうしたら良いかわからない感じだった。

ラオスでの1ドルの重みは非常に大きい。

 

さて、ゲームの途中で、パスポートの返却と、メンバーズカードを持ってきてくれた。

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でも、ここに来ることは、もうないだろう。

カッコいいデザインではあるけど、裏面を見たら、俺の名前のスペル間違っていたし…。

 

このあと、さらに30USドルほど遊んでから帰った。

テーブルゲームだと現地の人たちと一緒に掛けたり、競い合ったりするのも楽しい。

現地の人は、半そで短パン、ビーチサンダル姿で、ボロいスーパーカブでカジノに乗り付けてくる。

いくらドレスコードが無いとはいえ、マカオやラスベガスではありえない光景だ。

それにしても、ほかの客は現地の人、2~3人だけで、閑散としていた。

 

産業という産業もなく、とりあえず国境沿いにカジノを建ててはみたものの、そのカジノにも客は来ず。

ラオスはなかなか厳しいな。

工場ワーカーの給与はタイの30%と、東南アジア最貧国のひとつ。

人件費は安くとも、人口600万と労働力も限られるので、なかなか日本企業の進出もこれまでは少なかった。

中韓の投資だけでは、この国の発展は無理だろう。

日本の出番がここにも必ずある、そんなことを考えながら、メルセデスベンツでホテルへ戻った。

 

帰りの車中で、運転手があと3か月ほどで、スロットマシーンを作ると言っていた。

そして、この建物の隣にある、Entertainmentと書かれたところが、開店後、問題があり現在閉店状態であることも教えてくれた。

 

さて、次回は、ラオス出国のことを書こうと思う。

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