ラオス-Nakaraj Princess Hotel

2016年8月11日

 

陸路でタイのチェンライからラオスに入国し、国境付近のホテルにやってきた。

ホテルまで向かうトゥクトゥクは高かった。

国境からすぐそこで、道のり1KMあるかどうかのところなのに、100バーツも取りやがる。

そんなわけでやってきたのが、Nakaraj Princess Hotel

宿泊料金の支払いはチェックアウト時だった。

宿泊料は39USドルだったが、クレジットカード払いの場合は3ドル追加料金を取られる。

とにかく金色に輝くホテルだ。

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部屋の中も基本的に金、壁もカーテンも家具も金が主体。

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しかしながら、部屋にあるのはタオルくらいのもので、バスローブ、石鹸、シャンプーは一切無し。

部屋は、広さと金色以外に特筆すべきものは何も無い。

webサイトにカジノの写真もあったり、Agodaにもカジノありのアイコンが出ていたのだが、どこにカジノがあるのかわからない。

フロントで聴いてみると、このホテルにはカジノは無く、無料の送迎があるだけだとか。

この時点でかなり腹立たしい。

 

このホテルは国境ゲートのすぐ脇にあるとは言え、少し小高いところにあり、周辺の道は砂利であるので、国境から荷物を持っての徒歩移動は困難だろう。

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ホテルのすぐ横では牛の放牧中。

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国境からホテルまでの移動に100バーツも取られて、町中まで行くのにはいったいいくら取られるのだろうか。

タイの場合、移動に掛かる金額は、ソンテウ<メータータクシー<トゥクトゥクであるが、ラオスのソンテウはこれより遥かに高い。

ヒュンダイのおんぼろ軽トラの荷台に乗ることを考えれば、日本のタクシーよりも割高感がある。

とはいえ、移動手段はこれしか無い。

せっかくなので、少々高くても町に行きたいが、天候が悪く、雨が降り続いているので、この日は行くのは諦めた。

 

国境のゲートのすぐ近くには、Entertainmentと書かれた建物。

ここはホテルやカジノがあるらしいのだが、営業開始後に、問題が発生し、現在は営業を中止しているのだとか。

中韓品質の臭いがする。

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国境沿いに、いろいろと開発を進めているようだ。

左側に建っている建物もカジノで、今夜はここに案内された。

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外にも行けないので、仕方なく、ホテルのレストランで早めの食事。

他にも一組バルコニーで食事をしていたが、蚊が嫌なので室内へ。

レストランも金だ。

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ラオスでは、現地の通貨ラオスキープのほか、タイバーツも普通に使える。

バーツで支払い、おつりはキープでもらうことが多い。

メニューにも両通貨での価格が併記されている。

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メニューを見ると、写真は330ml程度の缶ビールが60バーツ、これはちょっと高いと思いながらもビールをオーダー。

ところが缶ビール60バーツだと思っていたら、出てきたのは瓶ビール。

これで60バーツなら安い。

以前、代々木公園のラオスフェスティバルで1回だけ飲んだことがあるBeerLaoだが、そのときより美味く感じた。

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料理はボリュームもあったし、味も悪くなかったように思う。

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レストランの従業員はかなりあたふたしたような感じで、ホテル従業員の立ち振る舞いとしては良いとは言えないが、ラオス人は真面目で、しっかり仕事をしようという姿勢は感じられる。

代金は470バーツ、500バーツを渡して、お釣りの30バーツ分はラオスキープで返ってきたが、90円ほどのお釣りもラオスキープにすると札束だった。

お釣りはチップとしてあげたのだが、ラオスではチップの習慣は無いようで、ちょっと戸惑ったような感じだった。

 

このホテル、売店もあるのだが、売っているのは輸入物の酒やブランド物のバッグ、そしてなぜか韓国の辛ラーメン。

ラオスで作られたものは無い。

BeerLaoさえ置いていないのだから、困ったものだ。

客室には、石鹸もシャンプーもないが、そういったものも販売していない。

 

カジノの話は別に書くとして、翌朝の話を書く。

明け方の午前3時くらいから、朝の10時近くまで、豪雨が続いた。

そんなわけで、街中には一切行けず。

 

とりあえず、朝食。

ほかのテーブルで食事をしていたヨーロッパ人は、口に入れた瞬間、首を横に振り、かなり不満そうだった。

注文してからずいぶんと経って、出てきたのはこんな感じで、お世辞にも美味いとは言えない。

パンはスカスカで、口に入れた瞬間溶けてしまう。

コーヒーもタイのスーパーで売っている甘ったるいインスタントだ。

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大雨ではどこにも行けず、こちらは部屋からの眺め。

山が崩れるのではないかと思うほどの大雨が降り続いた。

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さて、このホテル、中国人か韓国人がオーナーなのだそうだ。

従業員もオーナーが中国人という人もいれば、韓国人だという人もいた。

どちらも似たようなものなので構わないが、中韓の投資とはいかなるものであるのか、よく理解できた。

 

とりあえず、金を出してホテルを作り、雇用は多少生まれた。

しかし、従業員の教育には関心が無いようだ。

また、現地のものを売るなど、地域の経済に貢献する意思も無い。

それどころか、顧客が満足するかどうかも興味が無いのではないかと思える。

売店に行っても、明らかにラオス人では無い店員は、買わないならとっとと出ていけといったような態度だ。

 

人口600万の国に、なかなか日本企業は進出しようとはしないが、そのような地域は、中国・韓国が、必ず深く食い込んでいる。

そもそも、日本という選択肢がない中で、中韓を選ばなければならない状況は、日本にとってもラオスにとっても不幸なことだ。

 

街中に行けなかったのは本当に残念だが、いろいろと、考えさせられるラオスでの一泊となった。

 

さて、次回はラオスのカジノについて書こうと思う。

 

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