2016年8月11日
Golden Triangleを出発し、車はメコン川沿いを行く。
Chiang Saen郡の中には、古い寺や遺跡が多くある街がある。
この地図は、非常に有名なお寺、Wat Chedi Luangの場所であるが、この一帯は700年以上前の寺や遺跡がそこら中にある。
この地域はじっくりと巡っても良かったなと思う。
町中を走ると、こんな場所が、何ヶ所もあることに気付く。
このような道を通って、やってきたのが、ワット・チェディルアン
駐車場からの入口はレンガの壁。
古くは建物があったであろう跡も多数残っている。
約700年の歴史ある寺で、建築のスタイルは、アユタヤとは少し違うようだ。
お堂の中は工事中で立ち入れなかったが、仏像は見える。
その脇には仏塔の跡。
修復を続けながらも現役の仏塔もある。
大きなテントの下にはたくさんの仏像。
もちろん靴を脱いで中にも入れる。
なお、僧侶もここにいる。
チェンマイ、チェンライは日本よりは遥かに少ないが、地震もたまに起きる。
ミャンマーが震源であることも多いが、山もあり、温泉もあれば、火山活動だってるし、地殻変動だってある。
これは、2011年の3月24に起きた地震で壊れてしまったようだ。
綺麗に整備された歩道の横に、古い建物の跡。
こちらはお堂の裏側。
こうしてみてみると、地面に近いところはだいぶ波打っている。
日本だと、700年もの歴史のある寺なら、ほとんどが観光地と化している。
建物や仏像に触るのもダメだし、鐘を叩くのもダメだ。
タイは、さすがに国宝級の寺はいろいろと制限があるが、こういうところは一切制限が無い。
レンガに直接触って歴史を感じることも出来るし、仏像のすぐ近くまで行くことも出来る。
写真だって撮り放題。
古いものを守りながらも、しかし、現役で使えるものは使う。
古くから、地域の人々や、メコン川を渡る旅人や商人の信仰を集めてきた寺は、今もなお、その目的を忘れること無く、果たしている。
日本の歴史的な寺は、高い入場料を払い、過剰防衛過ぎる規制で、見て歩くだけなので、大して楽しくもない。
さて、再び車に乗り込み、走り出すと、城壁に囲まれたような公園がある。
ここもまた、700年前のお寺。
ここは入場料を取られる。
バンコクやアユタヤもそうだが、お寺で入場料を取るところは、タイ人料金と外国人料金は違う。
とはいえ、おそらく50バーツくらいだろうと思う。
この地域は本当に古い遺跡が多く、アユタヤと比べても遥かに密集している。
それでいて、人も多くなく、静かだ。
じっくり、半日以上掛けて巡っても十分楽しめる地域だと思う。
さて、次回はもう少し南のメコン川を見渡すお寺へ。