2016年8月8日
朝、お寺に行ったあとは、再びドライブ、郊外へ向かう。
チェンマイは、家具の生産が盛んなところで、市の郊外には家具のショールームが建ち並ぶところもある。
もちろん、この一帯に、家具の取引業者や輸出業者、生産拠点もある。
そんなところをドライブしたあと、彫刻の工房の集まる場所に案内してくれた。
場所はこのあたり。
中に入っていくと、そこら中に作品が転がっている。
その一つ一つが本当に素晴らしい出来だ。
彫ったあとに着色した作品もあるし、奥にはイスもある。
本当に見事と言うしか無い。
作業中の工房。
テーブルの上で山のように積まれているものは、小さいものは一つ90バーツだとか。
これが、様々な業者の手に渡って販売されると数十倍の値段になる。
飲みかけのペットボトルも散乱していたが、あくまでここは工場では無く、芸術家の工房なので誤解無きよう。
どれも工房直売価格なので安い。
タイと言えば像、だけれど、川に行けばワニだっている。
本当にこんな感じに、金網で囲われたブースの中に所狭しと並んでいる。
作りかけの作品もドリルと共にそのまま放置して定時退勤したか。
彫刻というと、木や石を彫っただけという印象だったのだが、ここの作品は立体感がすごい。
下の作品を見ると、これまで抱いていた彫刻の印象が吹っ飛んだ。
こんなにも、立体的に木を加工できるとは驚き。
本当に素晴らしい出来のものが大量にあるので、何か買わなくても眺めているだけでも本当に楽しいところだ。
庭先には囚われの身となった鶏。
こちらは工房の社名表示。
無数の小規模工房が並んでいる。
タイではこんなところで、こんなにも素晴らしい作品が日々作られている。
フランスやイタリアのような芸術とはひと味違い、工房の印象は天と地ほど違うけれど、見ていて飽きない。
家を建てるときは、玄関のドアをこの工房に送れば、1~2万円の工賃で立派な彫刻を彫ってくれるだろう。
輸送費の方が遙かに高くつきそうだ。
さて、次回はタイの自然を満喫しに行こう。