タイのSIMカード事情の変化

2016年8月6日

 

どうにも通信できないタイのSIM。

今回使用したのは、True Moveの4G SIM。

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タイでは、SIMカードをコンビニや町中の小規模携帯ショップでも購入可能。

価格も100バーツ(300円弱)くらいから購入できる。

日本だと、契約事務手数料などと称して3,240円も払わないと携帯回線を開通できないが、タイでは300円で電話番号が手に入る。

SIMカードもmicroやnanoサイズに切り取れるように、切り込みが入っていて、これ一つ買えばどのサイズにも対応できる。

SIM変更手数料を数千円ふんだくってSIM交換する日本のクソ携帯電話会社の対応とは全く異なる。

前回、日本の物価は安いと書いたが、通信サービスだけは超ハイパーインフレかつ詐欺まがいの複雑怪奇なシステムがまかり通るのが日本の現状だ。

タイの場合、利用した料金をあとから払うポストペイ方式もあれば、先払いのプリペイド方式もある。

旅行者にとっては、プリペイド方式は大変便利な制度だ。

プリペイド式の料金チャージはコンビニでもできるし、携帯電話会社のサイトからクレジットカードでチャージが出来るなど、大変使い勝手が良い。

 

その便利なタイのプリペイドSIMも規制が強まり、開通するには身分証の提示が必要になったようだ。

これは、町中の小規模な携帯ショップでも手続きが出来る。

販売者限定アクセスのサイトがあり、店員は携帯で利用者のパスポートの写真を撮ってアップロードしたり電話番号を打ち込んだりするだけで手続きは完了する。

コンビニでSIMを購入するときにパスポートを提示すれば、その場で開通処理をする事も出来るようだ。

 

とりあえずMAYAの携帯電話販売ブースで手続きをして、無事True Moveの回線開通。

ついでにチャージもして、1.5GBの通信プランに申し込み。

これでタイでLTE通信が使える。

 

なお、現時点では、True Moveが最もLTEの通信範囲が広いようだ。

AISは通信速度の速さを謳ってはいるが、エリアはTrueより狭く、周波数帯が日本のものとは多少異なるため、機種によっては通信出来ないかもしれない。

DTACはエリアがかなり狭い。

Trueを使い続けたが、山岳地帯でもちょっとした集落に近づくとLTEの電波が入ったし、国境から数キロであればラオス国内でもTrueのLTE通信が可能だった。

 

しかしながら、タイのインターネットはなぜかGoogleへのアクセスが非常に遅い。

検索は速いのだがそれ以外のサービスは全然ダメ。

これはタイ国内全体の問題かもしれない。

バンコクのホテルのWiFiではそこそこ速かったが、それ以外ではホテルのWiFiでも遅かった。

車で移動しながら気になるところを見つけたとして、携帯でGoogle Mapをひらいて情報を見ようとしても、その場の写真表示やストリートビュー表示に数分掛かる。

これでは面白くないね。

 

タイはもともと国外とのインターネット接続は良いとは言えない。

海底光ケーブルを敷こうにも地理的に奥まったところだし、ラオス、カンボジア、ミャンマーと接続しても速度向上は望めない。

 

さて、MAYAで携帯電話問題を解消したあとは、フットマッサージへ行き、食料を調達してホテルへ帰った。

 

次回、翌日からは車であちこち巡る旅へ出発。

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