2016年8月7日
モン族の村を去ったあとは、Doi Puiの有名なお寺、Wat Phra That Doi Suthepへ案内された。
ここは、お寺へ行くにはケーブルカーに乗る。
料金は忘れたが、100バーツもしなかったと思う。
写真だと、ものすごい勾配のように見えるが、実際は45°くらいの傾斜だと思う。
このケーブルカーを降りると、そこにはお寺。
靴を脱いで中に入るのだが、靴置き場は香しい吐き気をもよおす香り。
やはりここも金が目立つ。
中に入ると、これまた何と美しいことか。
山の中にそびえる本当に美しい寺だ。
タイでは、何か願い事をするときは、お寺のまわりを3周回りながら祈る。
特に願い事が有るわけでは無いが、とりあえず金の塔を3周回って広場に出ると、中国人が写真を撮るから早くどけと言ってきやがった。
もちろん、しっかり祈りを捧げた上で写真を撮るのは許されるべきだが、祈りを捧げるわけも無い中国人を俺は睨み付けた。
タイでは建立から何百年も経つ寺だろうが、使えるものは現役だ。
従って、この寺もチェンマイ市民およびタイ国民の信仰を支え続ける寺であり、観光客が写真を撮るためのに本来有るのでは無い。
とりあえず、写真だけ撮れば満足して、騒ぎまくる中国人にはうんざりする。
しかしながら、日本人にもよく考えなければならないことがある。
そういう観点から考えると、日本の寺はどうだろうか?
入場料をとっておきながら、仏像に触ることも許されないし、鐘を叩くことも出来ない。
写真撮影など、当然のごとく禁止。
これで、どうやって日本人の信仰心を支えるのだろうか?
日本人はオウムの事件があって宗教から離れたのでは無い。
離れるべく理由と環境があり、離れ続けているのだ。
それにしてもこの寺は、建物も絵画も、本当に美しい。
さて、次回はチェンマイの庭園へ向かおう。